0721「どう足掻いても眠い」

 座った途端にすぐに眠くなってしまうのを本当にどうにかしなきゃと思うのだけれど、悪い癖になっているのか、全然直らなくて、あかんなあという。
 基本的にずっと立ち仕事でばたばたとしているし仕事中に寝るということはまあ無いのだけれど、仕事後にある勉強会の類を連続で睡眠時間にしてしまっていてぐおお……明日もあるんですけど……どうやったら寝ずに済むんだ……教えてくれ……。夜は寝ているはずなのだけれど(でも昨日は確かに無駄に遅かった)。
 今週は随分と長く感じたような、でもいつの間にか、本当にいつの間にか七月もまた後半へと入っていき、八月がやってくる。暑さが完全に夏真っ盛りのそれだから感覚が狂ってしまう。
 仕事場と家の道に田圃があるのだけれど、ぐんぐんと伸びて、鮮やかな緑でしっかりと立っている。小さい子がおたまじゃくしをとろうとしているのか、大人と一緒にバケツと虫取り網のようなものを持って田圃の脇に立っていた夕方。
 昔、おたまじゃくしをとろうとして近所の田圃に入って、無事数匹とれたのだけれど、バケツの中であっという間に死んでしまって、母親にはヒルにやられたんじゃないのと言われ。ヒルって何と尋ねて血を吸うんだよって。あの土塊の中に紛れ込んでしまったかもしれないヒルについて、やたらと恐ろしく感じて、バケツの中に手も突っ込めず流した思い出。今思うと、果たしてヒルだったのか、疑問もあるけれど。
 あの田圃は、埋め立てられて今は家が建っている。
 地元の田圃はどんどん潰れていっている。子供の頃から景色は変わった。きっとあちらも恐ろしく暑いだろう。
 夏はノスタルジー