7月の読書記録・映画記録

読書記録

・ビロウな話で恐縮です日記 三浦しをん
・ひとり暮らし 谷川俊太郎
・じっと手を見る 窪美澄
・木漏れ日に泳ぐ魚 恩田陸
空中ブランコ 奥田英朗
・河童 芥川龍之介(※ブンゴウメール)

映画記録

万引き家族

 全然読めなかった六月よりはマシに。エッセイを二作読んでみたり。三浦しをんの中身が面白い……。締め切りは地獄だけれど人生を生き生きと過ごしているようでなんだか羨ましくなる。あとBLに浸りたくなりました。面白い……。
 窪美澄直木賞が発表される前に読みたかったのだけれど、間に合わなかったことを覚えている。結果的には逃したのだけれど、私はこの人の文章が割と好きな方なので今後も応援している。けど直木賞って感じでは……無い……かなあ……などと……いや直木賞のなの字も理解していない文学ド素人だけど……受賞作は読んでいないけど……晴天の迷いクジラやふがいない~には負けるかな……という印象。私がこの二作を好きすぎるだけなのかもしれない。水やりは~も好きです。
 窪美澄を読むたびに、この人のねっとり汗ばんだような文章や人間性は、恋愛は、どうしたら生み出せるんだろうなあと思う。決してセ文が良いとかそういうんじゃなくてですね、いやその官能もまた癖のある味なんですけど。
 真夏の雨の匂いのする文章だとイメージしている。好き嫌いはあると思われる。
 ちょっとご無沙汰だったけれど、読むと、ああ窪美澄の世界だなと。粘着質な人間の世界に私も絡まれて、ページを捲ってしまう。好きなんですよねえ。

 万引き家族については既に感想を述べたので省略。
 シンゴジラとか、アマゾンプライムで色々映画が追加されたそうですね。最近ちょっとだけドラマも見たりするようになり、少しずつ時間が延びて、映画まで辿り着けるか。トータルで考えれば何話も続けるテレビドラマやアニメよりも、長くても3時間ほどで終わる映画の方が短いんだけれど。

 限られた休日の時間を執筆にあてることが多くなってきたけれど、8月もインプットしていきたいものだなあ。
 そいえば夏の文庫フェアも七月から始まったけれど、何か買ったりしましたか。私は上記の谷川俊太郎のひとり暮らしがその一つで、今日も二冊程買ってきました。ひとり暮らしは、割と昔のエッセイ文を集めているのですが(平気な顔で私の生まれる前に書かれたものが出てくる、そりゃそうか)、読むと谷川俊太郎の深い思考に触れられる。「ことばめぐり」の項の「愛」が特に好き。
 仕事帰りは疲労困憊だけれど、時間を作ってどんどこ読んでいきたい。
 あと読んでいた気になる文章を書き留める読書記録も手帳で始めてみた七月。八月はインプットもアウトプットも充実したものになりますように。