1221「寄り道つぶやき、なんでもないこと」

 ブログを書いたらその勢いで小説もよく書けるという話、たぶんある程度自分の中では本当だと思うのですが、「ブログを書かなければ進めることはできない」というわけではないということがよくわかり、今週だけで見ても、ブログを書かなくても7000字以上書けた日もあれば、100字も書けなかった日もある。なんの新しい発見でもありませんが、結局書きたいところであったり、よく展開する動きのある場面だと、筆はよく動いて、道筋がはっきりとせずに模索しながら書くと鈍い、という、今まで何度も経験してきた平凡な現象をまたも実感しています。
 ネタバレというほどのことでもないのですけれど、戦闘描写を随分と書いていなくて、それを久しぶりに書いてみると、ただ動きを追うだけの文章になってしまい、こんなにできない子だったかな……と未熟さを痛感しながら、しかし進めるだけ進めてあとは寝かせて考えよう、と明くる朝少し読んでみると案外そんなに悪くもないかもしれないなどと自分に甘くなる。
 ポケモンに長く浸かっていますが、バトルには詳しくないので、色々と調べたりしつつ、やりたい展開に合わせて技や特性を配置していく感じ。ゲームだったらこんな風にはいかないであろうことを想像しながら、自分の想像力の至らなさに辟易としながら、形作っていく感覚。戦闘描写に関してそういえば少し前に盛り上がったような気がしますが、どれだけかっこよく泥臭く書けるか自分にとっては重要、なのかもしれないな、と抽象的なことを、久しぶりに実際に手を動かして書いている今、考えます。
 でも、ことポケモンという分野において、小説に戦闘描写を抱えるのならば、バトルに弱いのは弱さになっても強さにはあまりなり得ない……。
 バトルに限った話ではありませんが、興味を広く広く持つだけ、創作という場では強みになるはずで、私もかなり選り好みをする方なので、変な偏見を持たずにいろんなものに触れて経験したいと思う。
 今年に入って、どれだけのことを経験し、どれだけのことを身につけ、どれだけのことを形にしただろう。様々な人に触れながら、経験しながら、どれだけのことに喜びを感じ、学び、そしてどれだけのことを失ったのだろう。
 振り返れば、いろんなことがあったけれど、それをどれだけ、生活や、創作や、自分自身に繋げることができただろう。
 ほんの少しでも前を向いて、去年よりも自分を深められただろうか。うまくいったこと、うまくいかなかったこと、好きになったこと、嫌いになったこと、全て含めて、今がある。
 小説のキャラに関しても、ある種長編ならではだと思うんですが、様々にあったこれまでがあって、今がある、様々な伏線があって、今がある、それをなんだかしみじみと実感しています。楽しいことばっかりじゃないけど。私は果たして思い入れがあるからこれを書いているんだろうか? 作者なので当然思い入れは人一倍あるとは思いますが、それに雁字搦めになって、ストーリーやキャラを殺してはいないだろうか……読み手を置いていっているのではないだろうか……。良くも悪くも過ぎっていく考えは、しかし夢中になって小説を書く時にはクリアになって、物語そのものに集中できる。その瞬間の心地良さ。
 面白いものを書きたい、と思う。誰かにとっては面白くなくて、でも誰かにとっては面白いものである、そんなものが書きたいと、今、思う。
 そのために、自分の面白いと思うものの幅を広げていきたいと考える。過去があって今があり。未来は今の積み重ね。積み重ねていくものがなんであれ、失敗しようと成功しようとなんの結果にもならなかろうと、何かしらは自分の糧になり、果ては創作の糧になるはずで。何かしらの一歩を踏み出すことに対して、できるだけ躊躇わないようにする、えいやっとやってみる、が、最近のテーマ。
 一体なんの話をしたかったのか、私にもよくわかりませんが、毎日の積み重ねこそが大事だと思う、そういうまとめにしておきたいと思います。なので、今日も小説を書きます。今の場面が書き切れますように。かっこいい戦闘を書けますように。えいえいおー。