0513「triとヤドンうどん」

 暗めの記事を書くとその時の自分の整理にはなるけど読み返すには不向きだ。暗い、というより自分の負の感情をそのまま打鍵するとなんというか恥ずかしいというか目も当てられない状態になっている感があって、まあ投稿した以上今のところ別に消すつもりはないけれど、こういうのは話題が他に浮かばない(つまり自分がどうにも疲れていたりする)時だったり気分がいまいちな時のそれだ。できるだけ暗い話題は避けたいとは考えているけれど、どうしてもそういうものしか出てこない場合というのもあるので、その時は引いた目で見守って欲しい。更新しないときは打鍵するほどの気力もなはいか課題で手一杯になっているか他の遊びに夢中になっている場合です。まあこれも遊びの一環なんだけど。

 昨晩から一泊二日で妹氏が遊びに来た。目的はデジモンアドベンチャーtriの第六章を観るためだった。デジモンに関してはなんというか、毎度そうなんだけれど、一緒に見に行く人とほぼすべて語り尽くして満足するので自分でわざわざ感想を書くほどの熱量は最早あまり残っていなかったりする。
 無印のデジモンは好きだし02も好きなので、ファンとして色々と許せない部分があったのは正直なところだし、さんざんぼこぼこに殴ってきたので今更どうというのもないんだけれど、十年以上も前の作品を一応は未来の形として(私はパラレルワールドとしてとらえているけれど)再び命を吹き込んでくれたのは有り難いことではあるのだと思う。けっこう派手な原作レイプをしてくれたなコノヤローという部分も割とかなりあるんだけど、でも第六章までで尺が足りないなりに頑張ってまとめていたというのは第六章で感じたし、第六章は素直に良かったと思う部分もあったし(最後だったからというのもある)、とあるヤマトとのいちゃいちゃシーン(語弊)の山口さん=ガブモンの演技があまりにも良かったし、最推しの光子郎は参謀らしい活躍を見せてくれたし、リブート関連とメイクーの云々は成程と思ったし、ハックモンの某台詞も良かったし、そして神がかったEDには胸が震えたし、何度も言うけど山口さんの演技と光子郎の活躍とEDは本当に良かったし……良かったんです……。私はあのエンドには納得しているし他にやりようはなかったと思っています(ただし太芽は申し訳ないけど絶対に認められない)。
 なんだかんだ第六章まで走り抜いたのは意地みたいなところがあるし、これがあるからこそそのたびに遊べたというのもあるので、感謝はあるしそれなりの喪失感もある。三年か四年くらいまたいだのかな。意図せず大学生活と共に歩んできた感はあるし、その間に和田さんが亡くなって……本当にいろんなことがあった。貶しながら、わくわくもしながら、怒りながらも、結局なんだかんだ楽しんでいたのだ。終わったのだ。複雑なさみしさ。まあどうも続編があるらしいけれど。その時はまた不安を抱えながらなんだかんだと劇場に足を向けるのだろう。
 何度も言うけど山口さんの演技と光子郎の活躍とEDは個人的に本当に良かったのでわからなくてもわかってほしい。
 EDはね……あれは仕方がないね……あれで占められれば何かを許してしまうような気持ちになってしまうね……。
 もしtri.に興味がある人に完走した人間から声をかけるのだとすれば、途中で投げず(投げたくなる気持ちもわかるけれど)観るのなら第六章、最後のEDまで観て欲しい、ということだ。そこまで観ないと話の繋がりが見えてこないというのもあるので……。
 語るほどの熱が無いといいながらちょっと語ってしまった、おかしいな。前述したけれどもう一回観る機会があるので、二回目でまたみえるものもあるだろう、何か残したくなったら書く。

 で、本当はデジモンのことはさらっと書いてうどんのことを記すつもりだったのに最早デジモンのこともタイトルに入れておかないとタイトル詐欺になりそうなので一応そのことも入れておこう。そういうわけでうどんについてなのだれど。
 妹が先月香川県に行ったらしく、香川では四月、エイプリルフールの一環みたいなものでうどん県ならぬ「ヤドン県」としてイベントをしていた。それに行ってきたお土産がこれである。

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 ヤドンうどんだ。

 インパクトが凄すぎると思いませんか。ピンクと白の讃岐うどん、二人前。見た目は桜うどんのそれで、あざやか、可愛らしい。ピンクのうどんは四分の三ほどあり、ヤドンのカラーバランスを彷彿させる。凝っている。うどんなので作るのは茹でるだけ、至って簡単。今日は映画だの本だのですさまじい出費をしたので食費が浮くのは非常に有り難い。冷蔵庫の中には傷みかけているわかめとカットねぎがあったのでそれらをつかってかけうどんにした。

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 具の量が多すぎてヤドンうどんの見た目はほとんどわからないという事故。器の割れた部分は気にしないでほしい。
 ピンク色は茹でると発色が濃くなり、コシの強さを思わせた。そういえば讃岐うどんを食べた記憶が殆ど無い私。するっと食べれるけれどもちもちとしたしっかりとしたコシのうどん。弾力感が印象的。わかめもねぎも大好きなのでたっぷり絡ませて、ずるずるっと美味しくいただいた。ヤドンというコンセプトがとても良い。ヤドン大好きなので。いい幸せのお裾分け。「かんでいると、幸せな気分……」というキャッチコピーもあながち嘘ではない……かも?二人前なので半分まだ残っている。実は白麺をまったく使わなかったので、明日あたり残りを食べる場合は白とピンクの麺で、わかめは使い切ったのでときたまごとカットネギで食べようかなと考えている。ごちそうさまでした。
 さて、明日からまた日常が始まる。たくさんの元気をもらった休日だった。今週は六連勤、自分にエール。